歌ウマなら誰もが使っているテクニックで聞かれる歌声に
どうも!
こんにちは!
歌うことが好きで
音楽について勉強している
ナオです
※記事最後のちょっと前に
記事まとめがありますので
手っ取り早く見たい方は
スクロールをお勧めします!
ずいぶん遅れてしまいましたが
最近になってとある曲を聞きました
2020年グラミー賞
最優秀楽曲賞を受賞した
ビリーアイリッシュさん
「Bad Guy」
※2018年10月1日~2019年8月31日までで
アメリカで1番流行った
とりあえず1番すごい曲のこと
あなたは聞いたことありますか??
歌詞といい、歌声といい
曲の雰囲気といい
「近づくとやばそうな雰囲気」
「めっちゃメンヘラそうな感じ」
って伝わってきませんでしたか?
「100人中100人がそう感じた」
だろうなって予想できるほど
どっしり暗くて
ほそぼそと繊細な感情が
表現されていると思います
「でも、聞いてしまう」
「曲の中にもっと
踏み込んでみたい」
と、興味を惹かれたも多いはずで
何よりグラミー賞受賞がその証拠ですね
今回はこの曲にも使われている
人を引き寄せる
曲を聞かせるテクニック
ご紹介します
歌うことが好きなら
自分の歌を誰かに
聞いてほしくなりますよね
それから
「めちゃくちゃ歌うまいやん!」
「あの人の歌を聞くのが好き!」
と、あなたを
褒めてくれるファンが
増えてほしくなると思います
しかし、
「とりあえず歌ってみました!」
「とりあえず聞いてください!」
「好きになってください!」
と、いった感じで
テクニックについて
知らないまま
歌い続けていると
物足りなく
面白みに欠けた歌に
聞こえてしまったり
無駄にテクニックを乱発して
鬱陶しい歌になってしまいます
そうなれば
一定数のマニアックなファンはつくものの
グッとファンが増えるのは
難しいだろうと想像できると思います
さらに厳しい言い方をしてしまいますが
面白くない歌い方をしてしまうと
歌の1番すら
誰も聞いてくれません
そのため
ほかのアーティストが
どんなテクニックを使って
人気を勝ち取ってきたのか
研究する必要がありますよね
そこで今回僕が
あなたに紹介するテクニックは
「ウィスパーボイス」
というテクニックです
日本語にすると
「ささやき声・息混ぜ声」
になります
先ほどのBad Guyは
このウィスパーボイスで
ほぼ全て歌唱されています
この曲で解説するには
説明が多くなり
ごちゃごちゃするのと
すべてウィスパーボイスなのは
ずいぶん特殊な例になってしまうので
今回はRADWIMPSさんの
「愛にできることはまだあるかい」を
例に説明していこうと思います
※ミックスボイスの時にも
よく出てきますが
ここは絶対にウィスパーボイスだ!
ここは絶対にウィスパーボイスじゃない!
とはっきりした区別は
個人によって異なるためできませんし
区別する必要がないと考えています
あくまで
息が多いウィスパーボイスもあるし
息が少ないけどウィスパーボイスになりえると
考えています
ON/OFFスイッチか
ボリュームスイッチかの
違い程度だと思います
①01:18までのAメロでは
とてもふわふわしてて
この音楽の世界に包み込まれるような
息たっぷりの弱弱しい
ウィスパーボイスが多めですね
僕はこんな感じの場所に
ポツンと1人で
ゆっくり歩いている気がしました
②01:46までのBメロでは
Aメロよりも息の割合が少なくなり
声・声帯の音の成分が
強くなってきています
③02:26までのサビでは
Bメロよりさらに息の割合が減り
まっすぐで存在感がある
響いた声になっていますね
さらに歌詞を
意識して聞いてみると
①の部分では
腐敗した社会に生きている
弱い僕の状況や不安が
弱弱しいウィスパーボイスで
表現されてあります
②部分では
そんな腐敗した社会の中でも
立ち向かっている君の存在が
僕の心の支えになっており
徐々に希望の兆しが見えてきた
という風に徐々に声量が大きく
弱弱しいウィスパーは少なくなり
力強くなっています
③の歌詞だと
こんな冷め切った世の中でも
愛という強い魔法を見つけた
僕たちに何ができるか
世界にわざと聞いている
という感じで、
②よりもっと歌声が
力強くなっている気がしませんか??
この最初に
弱弱しいウィスパーボイスが
あったからこそ
Bメロ・サビがひときわ
力強く表現してあるわけです!
①の時点と②の時点で
一度聴き比べをしてみてください!
気づけば
全然ちがう発声方法
徐々に大きく壮大に変わっています
曲中の声量の変化や
発声方法が変化すること
これらが音楽を語るときに
よく言われる抑揚に当たります
この変化・抑揚があるから
・7分間も聞いても飽きない
・曲の表現しているものが伝わる
ウィスパーボイスを
取り入れるだけなのに
実はこんなテクニックが
隠されていたんです
それでは
誰でも簡単に
キレイなウィスパーボイスに
なる方法を紹介します
・普段の地声に息を混ぜる
ざっくりになってしまいますが
本当にそれだけです
どうしてもわからない方には
①溜息をしながら声を出して
ウィスパーボイスの感覚
(息と声の割合) を知る
②ウィスパーボイスの感覚を覚えて
始めから溜息をするのではなく
始めから溜息なしで
ウィスパーボイスを再現してみる
・ポイント1
記事中盤にあった通り
ウィスパーボイスができているかを
はっきりと区別してしまう
ON/OFFスイッチで考えるのではなく
力加減を調整する1~100までの
ボリュームスイッチだと考えると
成功しやすいはずです
さっきの練習を
ON/OFFスイッチで考えてしまうと
溜息から声を出そうとする時に
「声を出そう」と意識しすぎて
息を吐くことを
意識できなくなってしまうからです
失敗してしまう考え方例
溜息だけ・溜息100%か
声だけ・声成分100%か
どっちかだけになってしまいがちなので
この中間を狙うといいです!
成功しやすい考え方
・ポイント2
先ほどの
「Bad Guy」も
「愛にできることはまだあるかい」にも
共通していることがあって
Aメロ・Bメロ・サビによって
ウィスパー度合いが
変わっています
愛にできることはまだあるかいで
解説したように
Aメロは息たっぷりのウィスパー
Bメロは少し息が少なくなったウィスパー
サビはウィスパーはなくなり力強く
なっています
どうして度合いを
調整しているかですが
同じことを
ずっとしていると
「一本調子で飽きられる」
からです
ぼそぼそと歌っているAメロを
2分も3分も、ずっと聞かされるのを
想像していただけると
分かりやすいと思います
あなたはどう感じますか??
このことから
ウィスパーボイスは
・Aメロだけに使うだとか
・息混ぜ度合いを
~メロごとに調整して
ほどほどに使うのが
有効だと考えられます
・まとめ・
・聞かせる歌になるために
必要なテクニックとは
・ウィスパーボイスを
身につけること
ウィスパーボイスのやり方
①溜息をしながら声を出して
ウィスパーボイスになった時の
息と声の割合の感覚を知る
②感覚を覚えて
溜息から始めるのではなく
始めからウィスパーボイスを
出してみる
・ポイント1・
ウィスパーボイスに
なっているか/なっていないかで
考えるのではなく
ウィスパーボイスっぽい?と
あいまいに考えたほうが
成功しやすい
・ポイント2・
同じことをずっとしていると
聞き手は飽きてしまうので
・Aメロだけに使うだとか
・息混ぜ度合いを
~メロごとに調整して
ほどほどに使うのが有効である
今すぐにあなたの歌声に
ウィスパーボイスを
取り入れてみましょう!!
いかがでしたでしょうか??
「地声だけでずっと歌ってた!」
「気が付かずに
ずっとウィスパーしてた…」
という方は、実は多く
その状態のままだと
どうしても聞き手は飽きてしまいます
歌うことが好きになってくると
誰だって
「みんなに歌を聞いてほしい!」
と思いますよね
聞いてもらえないなんて
考えたくないし
もってのほかです
そうならないためには
奥が深くて難しいですが
抑揚のテクニックを
しっかり抑えることで
面白みのある歌に
進化していきます
そうなれば
みんなの耳にとまり
ファンが増えてくれる日は
もうすぐ目の前です
この記事を
最後まで読んでいただき
ありがとうございます!!
この記事が役に立ったと
思っていただけたら
イイね・コメント
よろしくお願いします!!